【ワーホリ】家がなくなりそうになって焦った話【オーストラリア】
これまでにオーストラリアワーホリの話は色々としてきましたが、なんだかほとんどが【辛かった話】ですね…。
でも実際、海外生活をするとトラブルは付きもの。
「ものすごく楽しいよ!」「みんなも行くべき!」「世界が広がるよ!」というポジティブだけを発信するのは現実的でなく、言えないし言いたくないので「こういうこともあるよ! 大丈夫怖くないからね~」程度で見ていただけたらなと。
現に私は結構引っ込み思案でネガティブ、内向的という3拍子が揃っているので私に出来ることはほとんどの人が出来るし乗り越えられる! …と思います。
そして今回は家がなくなりそうになって困った話。
いつだったかのブログでもちょろっと触れたと思うのですが、実は仕事探しをしている最中、家がなくなりそうになるというトラブルが発生しました。
worldtravel-connext.hatenablog.com
いや~、困っちゃいますよね~。
家がなくなるなんて! 住処ってのは全てにおいての基礎ですからね!
というのも、私はワーホリで渡航した当初、現地の生活に慣れる期間を設けたくて最初の1ヶ月間だけ語学学校に通う予定になっていました。同時に、その間はメルボルンシティー(通称CBD)から電車で40分ぐらい離れた郊外にある家でのホームステイ。
まあ、渡航直後なんで最初は楽しくて仕方なかったですね~!
今まで何度か海外にいたことがあったので、幸いホームシックにも特にならなかったですしね。
で、2週間ほど経ってから同じホームステイにいた日本人の女の子と新しい家を探し始めたわけなんですが…。
最初は仕事がどの辺りになってもいいようにと思ってシティー周辺に的を絞ってインターネットを見ていました。
ある程度の希望条件はありましたが、
「あんまり家賃が高過ぎると仕事見付かるまでは不安だし…」
「支払いの計算が難しそうだからビルは込み」
「パソコンはよく使うからインターネットは無制限で」
「ひとり部屋がいいなあ」
とか、そういう程度。
色々あるように見えますが、予算と相談すればこの条件程度ならあります。多分。
ただタイミングが悪かったのか仕事がないということが悪かったのか、ホームステイ契約期限の1週間前になってもまあ入居先が決まらず。
もちろん最悪バックパッカーでも良かったのですが(私は基本的にどこでも大丈夫なタイプ)、基本的に小心者な私はまあ焦る焦る(笑)
もっとど~んと何に対しても堂々とした人間でありたいよう…。
それにバックパッカーやホステルの類は短期的なステイにはいいかもしれませんが、長期滞在には向きませんしね…。
それでどうしようもなくなって、「立地条件」と「ひとり部屋」というのを捨てることにしました。やっぱりひとり部屋で安くてシティー内っていうのを求めるのがまず無謀だった。妥協って大事ですね、ほんと!
時間も差し迫っていたし好いい加減仕事探しにも集中したいということもあって、もう次にピンと来た家があればそこに即決する! と決めていました。まず、ここが間違い。どんなに焦っていても急いでいては上手くいきません。何事も。
結局決まったのは、おじいちゃんがひとり暮らししていた家。
本当は最初に連絡を取っていたのは女の人だったのでその時点でちょっと話が違うな~とは思っていたのですが、まあ言ってもおじいちゃんだし、パソコンとかを使って人を集めるのは大変だよな~とスルーしてしまっていたことも間違い。
ただ条件はものすごく良かった!
ビル込で、インターネットの容量にも制限はあったけど動画などを見なければ問題ないレベルで、週$100。ものすごく安い。ただただ安い!
友達はスモーカーだったので、「外でなら煙草吸ってもいい?」と聞けば「うん、オーケーだよ! 外でならね!」との返事。
私は基本オーナーの言う話を鵜呑みにするタイプではないので、家賃や鍵、家のルールなどはメモをして、最終的にオーナーに確認を取ってサインまで貰うようにしていたのですが(これ、オススメです。後々小さなことで問題を起こさないためにも!)、煙草に関してはこのとき忘れてしまったのですね! ここも間違いでした。
ただ友達と2人で入居するためルームシェアでダブルベッド。しかし私たちは2人とも同じベッドだのなんだの気にするタイプではなかったので、そこは問題にはならなかったかなあ。そしてベッド自体広かった。
シティーからは電車で1時間弱ほどだったけど、ビーチにもすぐ側だったし近くにショッピング出来るところもあったしで仕事探し以外は困らなかったので、ここも妥協出来るかなという感じでした。
まあでも、世の中そんな甘い話はないってことです。
ついお金の安さに飛び付いてしまったけれど、ほんと、ちょっとでも可笑しいなと思ったらちゃんと考えるべき! 落ち着いてひとつひとつ片付けていけば大抵のことは何とかなる! 多分!
で、特に問題なく2週間を過ごしたある日。
いつものようにインターネットから仕事を探していると、おじいちゃんからリビングに呼び出されました。
※日中は履歴書配り、夜はインターネットで応募という生活サイクルでした。
そして突然の宣告。
「なんか君たちとはソリが合わないから、2週間以内に新しい家見付けて出て行ってくれない?」
……。
……。
えええええええ!?
家を出て行けってなに!?
この2週間問題なくやってきたじゃん!?
ソリが合わない!? え!?
という、何がなんだか分からないという心境に陥る私。
何もかもが突然過ぎてとりあえずパニック(笑)
まあ、ソリが合わないと思われていたのは仕方ないと思います。お互い人間ですし、合う合わないってどうしてもありますからね。私がそう思っていなくても相手がそう感じていればそういうことです。
ただソリが合う合わない以前に、私たち、あんまり顔すら合わせていなかったんですね。
というのも、私は仕事探しで日中は外、夜も家からインターネットでひたすら情報集めをしていましたし、友達はまだ語学学校に通っていたので夜は結構外で遊んでいて、日中は学校。
おじいちゃんの方はレストラン経営をしていて仕事や付き合いなどで家を空けることも多く、特に仕事のときは朝6時とかに家を出て行ってしまうのでもちろん話す機会ってそんなにありませんよね。
でも私たちはあんまり気にしていなかったんです。
だってシェアハウスですし。個人はあくまでも個人。ライフスタイルが合わないのだから仕方ない。たまに会ったときに挨拶して世間話程度すればいいや~って。
だから突然の宣告にまさにビックリ!
しかもこのとき私は仕事探しにも結構切羽詰まっていて、正直「ワーホリつら~ (๑-ิ ‸-ิ๑)」ってなってた時期だったので、泣きっ面に蜂というか、頭の中はただただ混乱状態。
でもまあ、オーナーの言うことは絶対ですし、ソリが合わないと思われてしまったのならどうしようもない…ということで一旦仕事探しは中断して家探しを始めるわけですが、おじいちゃんがそう思った理由。
「一緒に住んでいてこんなに顔を合わせないことがあるのか?」
「ディナーは一緒に食べて欲しかった」
「夜帰って来るのたまに遅過ぎない?」
「もっと色んな話がしたかった」
とか、そんな感じ。
え、それってシェアハウスじゃなくてホームステイじゃない…?
私も何度かホームステイ経験はありますし、もしホームステイであれば色々手伝いをしたりなるべくリビングにいるようにしたり、無理矢理にでも自分から話しかける努力をしたり、そりゃあ頑張りますよ。頑張ってましたよ。一応家族の一員としてお世話になるわけですからね。(でも海外のホームステイは副業的な感覚でビジネスライクな感じ…)
だから多分、ここで私とおじいちゃんの考えに違いが生まれていたのだと思います。
私が「まあ、いっか」と考えていた部分が、おじいちゃんにとっての「何で?」だったのでしょう。
人間って難しい… (≖╻≖;)
そして極め付けに、「本当は煙草も嫌だったんだけどね」と付け足されてしまい、「え~! 最初に確認したやん! 外なら良い? って!」と思うわけですが、今更って感じですよね。
メモ取っておけばよかったなあ…。
結局今度は立地条件に妥協することなく、ギリギリまで粘って出て行くように言われていた期限数日前にシティー内で見付けることが出来ました。
良かった。
本当に良かった…!
でも、うん。
おじいちゃん、悪い人じゃなかったよ。寧ろ良心的な人だったとは思う。
だけど私たちとは考えが合わなかった。それだけ。
もうちょっと積極的にコミュニケーションを取るべきだったのかもしれない。まあこの部分はそれでどうにかなる問題じゃなかったような気もするけれど。
突然家がなくなるって、日本では考えられなくないですか?
私が知らないだけで結構あったりするのかな?
ただ、後々色々な人に話を聞いていたら、もしかしたら2週間の猶予を与えて貰っただけで私たちはラッキーだったのかもしれない。友達の中には「今日出て行け!」と追い出された人もいたようで… (≖` _̆ ′≖⑉)
無理~。
私だったら無理~。
多分、日本帰る。
正直、この件でも大分日本帰ってやろうと思った。打たれ弱い…。
でもこのことがあったから、その後は突発的に何が起きようと「でも家がなくなりそうになってもどうにかなったんだし」と意外と対応出来るようになりました。逆に良かったのかもしれない! 少しだけ成長した! そう思いたい!
海外にいる人の中にはこういうのですら「日本で体験出来ないことやっちゃった!」とポジティブにいく人もたくさんいるのですが(笑)、きっとそういう人ばかりではないはず!
だけどなんとかならないことって意外と少ない。
それに気付けたワーホリ1年目の春。おわり。
(◍ ´꒳` ◍)