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CONNEXT―そうだ、旅に出よう!―

海外/国内を女1人旅!(たまに友達と)「人生は旅である」をモットーに何事も楽しんでチャレンジ! 単なる自己満ブログだよ! オーストラリアで2年間ワーホリを経験した後、現在ニュージーランドでワーホリ中♡

【ワーホリ】ワークライフバランスの違い【オーストラリア】

休みがないよ~。

今日も残業で終電ギリギリだった…。

疲れていて休みの日は家から出られない!

 

そんな悩みを抱えた社会人の方、多いのではないでしょうか?

 

かく言う私も、日本で働いていたときは全く同じでした。

 

週に2日休みが取れれば良い方で、1日休みがスタンダード。週によっては休みが無いときなんてのもある。

朝から晩まで働いて、昼休みをちゃんと取れたこともない…。(おかげで一時期物凄い早食いになったよ!)

毎日ひたすら上司に怒られ、まるで戦地に向かう兵士のような気持ちで通勤する(笑)。

 

これ、どう考えても可笑しいですよね?

仕事中心の生活になっていたら、仕事をするために生きているのか、生きるために働いているのか分からなくなってしまいます。

 

休み明けなんて特に憂鬱じゃないですか?

私の場合、本当に「ずーっとこんな人生なのかな…」と思っていたほどでしたね。自分でも本当に打たれ弱いな~とは思いますが!

 

だからね、ワーホリ自体は別に逃げるために行ったわけではありませんが、正直なところ、「海外だったらもう少し楽に仕事出来るかな…」と思っていたのも事実でした ( ゚∀゚)

 

そもそも私が持っていた海外のワークライフバランスのイメージが、

 

ちゃんと休みが取れて、言いたいこと言えて、個人が尊重されて、ストレスフリー!(ストレスフリーは言い過ぎ?)

 

特にオーストラリアなんて大陸がでかいからか何なのか、「Take it easy!」なイメージありません?

 

しかし実際に海外で働いてみてどうだったのかと言うと…。

 

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 日本の「建前文化」が美し過ぎた件

私ね、正直日本人特有の「建前文化」の美徳がどうしても分からなかったんですね。

 

自分もどちらかと言えば人を傷付けるのが嫌で、物凄く仲良い人たち以外には笑って誤魔化したりありきたりな共感をしてしまいがちなのですが…。

「本音を隠して取り繕う必要があるのかな?」と思っていたのも事実でした。

 

でも、あれってすごい!

人を傷付けない察し能力ってすごい!!

日本人すごい!!!

 

オーストラリア人の中には実にざっくばらんな性格をしている人が多いです。思っていることは言う、個人の意見は尊重した上で自分の意見も突き通す、的な。

 

日本人の建前文化にうんざりし始めた人にとってはまさに理想郷なのですが、これ、実は結構大変なんですね。

 

①「日本人って英語出来ないイメージだよね」

②「ワーホリなんかで来て今後のプランはどうすんの? カフェで働いてるだけじゃ未来はないよ!」

③「それ、生きてて楽しい?」

 

まさに衝撃発言の数々(笑)。

 

でも、だからと言ってオーストラリア人って何なの? となるのもちょっと違うんですよね。別に傷付けようと思って言っているわけではないので…。

 

まず、この発言に至った経緯をご説明しますね。

 

① 私がカフェで働いていたことから

私が働いていたカフェは郊外の高級住宅街ということもあって、スタッフはおろか、まあ全くといっていい程日本人のお客様が少ないところだったんですね。

私が働いている中では一度も日本人のお客様は来ませんでした。というか、アジア人自体あんまり来ない…。

 

そもそもカフェで日本人が働いている光景って実はあんまり見なかったりします。

それはオーストラリア人も分かっていて、海外に出ると付き纏う

 

シャイ

引っ込み思案

穏やか

英語が苦手

 

といった日本人に対する典型的イメージはやはり持っているのです。

 

それでお客様や現地で知り合った人に「日本人って英語出来ないイメージだよね」と言われてしまうわけです。

 

まさに日本人としては「え、今の言わなくてよくない?」です。

日本人が一般的に英語が出来ないイメージであること、ええ、否定はしません…。私は英語が出来る日本人もたくさん知っていますが、イメージとはそんなものだと思います (´;δ;`)

 

② ワーホリでは働ける期間も職種も限られてきてしまうから

ワーホリでオーストラリアに滞在出来る期間は、セカンドを取ったとしても最長2年間。しかも同一雇用主で働ける期間に至っては6ヶ月までと決められています。

 

というのも、ワーホリは「ワーキングホリデー」という名のもとに、あくまでもホリデー(休暇)主体。仕事はホリデー資金を補うためのもの、という考えに基づいたものなのですね。

 

そのため、私が最初に探していたオフィスワークなどの仕事環境が保障された職場での就労は中々難しい…!(もちろん、カフェやレストランでもちゃんとしたところはたくさんありますが)

 

特に年齢を重ねてくると、カフェやレストランなどでバリバリ働くのって体力的にも結構しんどいんですよね (; ・`д・´)

 

つまりこの言葉は、「今後のキャリアプラン考えてワーホリ来てる?」という意味です(笑)。

 

特に私の場合、年齢も年齢なので…。

 

ワーホリ日本人からしたらローカルカフェで働けているだけで幸せなことなのですが、オーストラリア人からしたら

 

「でももっと良い環境に良い環境にって考えはないの? ひとつ見付かっても、もしかしたらもっと良い職場があるかもしれないじゃん! とりあえず受かったところで働いて、自分にもっと見合うところが見付かれば辞めればいいだけの話だし」

 

という感じのよう。

一理あるような、ないような…(笑)。

 

③ 日本人の働き方に関してのこと

これ、一番グサッと来ません? いや、そう思っているにしても直接的過ぎてショックというか傷付くというか、反応すら出来ませんでしたね~。

 

これはね、オーストラリア人に日本人の働き方について聞かれたんですよね。

 

しかも微妙に日本について知っている人だったから尚更突っ込んだ質問をしてきて、

 

Q.日本人は何故上司に物をハッキリ言うということをしないのか?

A.いや、する人はするけど、それが出来ない環境にいる人もいて…。しかもミスしたときの言い訳なんかだと、やっぱり上からは叩かれやすいのかな。

 

Q.嫌だ嫌だと言いながら働く日本人、意味が分からない!

A.最近では我慢して働く人たちも減ってきてはいる気がするけど、「仕事は3年間は続けるべきだ」的な考えが昔からあるから、やっぱりすぐ辞めたら辞めグセがあるっていうか、続かないってイメージが付いちゃって、次の仕事を探すときにどうしても心象は良くないんだよね…。

 

Q.日本人とミーティングすると、「ああでもない」「こうでもない」って中々結論が出なくて困る!

A.私はあんまりそうなったことはないけど…。でも、やっぱりリスクとかミスしたときのことを考えると、ちょっとでも不安要素がある場合は勢いだけで結論を出すのは怖いよね…。

 

Q.日本人の「年功序列」って一体なんなの? 歳が上だったら偉いって考えが分からない!

A.やっぱりより長い時間生きてるってことは、経験値とか知識も豊富なわけで…。尊敬の意を示すっていうか、う~ん…で、でも最近は実力主義の会社も増えてきてるよ!

 

Q.今日は今日、明日は明日って考えはないの? もしかしていつも仕事のこと考えてる?

(私が「明日仕事朝早いから帰るね」と言ったときの話)

A.いや、そういうわけじゃないけど、社会人としてバイトだろうが何だろうが前日遊んでて仕事に遅刻するっていうのはどうかと思うし…。

 

Q.残業代出ない会社があるって本当?

A.あるね。ちゃんと出る会社もたくさんあるけど、出ない会社もたくさんある。「サービス残業」って単語があるぐらいだから…。私もサービス残業は何回もしたことあるよ。

 

Q.そんなに大変なんだったら、有給とかのホリデーから戻りたくなくなっちゃうね!

A.そもそも有給システムはあっても、実際に取る人ってあんまりいないんじゃないかな…。いや、うん、いるっちゃいるけど。特に新人のうちは仕事の進捗具合とか考えたら中々言い出し辛い、かなあ…。もちろん、有給休暇取得を推奨してる会社もあるよ!

 

Q.…さっきから話聞いてるけど、君、生きるの楽しい?

A.……。

 

もちろん上記の回答は私の感覚なので(相手もそれは分かっている)、全員が全員そうじゃないとは思いますが…。

結局、「生きること」について核心を突いた質問をされ言葉を失うという(笑)

 

これは「仕事は生活の一部」とするか、「仕事は仕事、生活は生活」とするかの差だと思うんですね。

 

私は多分前者。

オンとオフはなるべく切り替えるようにしていますが、でも夜になると「明日は早いからもう寝なきゃな~」ぐらいは考えますし、生活と仕事を完璧に切り離すのは無理だと思っています。

 

上記のものはあくまで一例にしかすぎませんが、オーストラリア人、本当にスッキリするぐらい真っ直ぐに物事を伝えてくる! そりゃあもう勘違いなんてしようがないほどに!

※もちろんそんな人ばかりではありませんが!

 

話していて頭を使わなくていいので楽と言えば楽ですね。

でも私は、たまに物凄く日本人特有の「建前文化」が恋しくなりました。

 

人に合わせられる能力って、よくよく考えてみれば結構凄い!!

 

 理想と現実の違い

さて、「海外だったらもうちょっと楽に働けるかな~」ぐらいに考えていた私。

これは実際に働き出して、あっという間にガラガラと崩れ去りました。

 

結論:どこにいても働くのは大変!!!

 

実はメルボルン、住みやすい世界の都市として4年連続1位にランクインした街だったりするんです。

 

確かに交通の便は良いし不便することも特にはありませんでしたが、いざ住んでみると個人的には「まあ、こんなもんだよな」といった感じ。

 

住むとなればもちろん働かなければなりませんし、期待していた仕事の条件も私の場合そう良いとは言えないものでした。ただ、それでも最初仕事が全くなかったことに比べれば幸せだった (♡´ω`♡)

 

あとは時給で働いていたこともあって残業はほぼなく、あったとしてもきっちりお給料は支払われ…。

 

まさに日本で想像していた理想の仕事環境であるように思ってしまいそうですが、海外は海外で、また大変なことがあるんですね。

 

言語が英語だというだけでまずハンデ(笑)。

それに加え、みんなかなり意見をハッキリ言いますから、負けないように言い返さないと後々大変なことになったり…。

 

だから…。

 

お金をもらって働くというのはそういうことです。

 

どこにいても、何をしても、お給料が発生するということはある程度の責任があって、場所や職種は関係なく普通に大変

 

いやはや、お金をもらう側になるというのはこういうことなのだなと、この2年間で実感しました…。

 

少しは成長出来たかな?

 

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